和室をフローリングの部屋にリフォームしたい
畳の傷みがひどい
我が家は家を新築してから10年が経過しました。
数年前からものすごく気になっていたのですが、畳がボロボロになっていて、畳が千切れて細かくなった破片が散らばるようになってしまいました。
黒い服を着て畳に座るととてもよくわかるのですが、畳のカスが服につきまくるんです。
それも厄介なのが畳のカスが細かい上に、細い線状の破片なため服や靴下の繊維の間に入りこんでしまい、ちょっと払ったくらいでは全く取れません。
きちんと取らないと次回着た時にトゲのように刺さっていて痛いので、毎回ガムテープなどの粘着テープでペタペタと取り除く羽目になっていました。
それがここ数ヶ月本当にひどくなってしまって、畳の上にもともと持っていた、い草風のラグを敷いたりしてごまかしながら生活してきました。
もともと別の部屋で使用していたラグだったのでサイズが小さいため、結局畳の破片がつくのに悩まさせられていました。
畳のメンテナンスは大切
畳も表替えをしたりして長持ちさせるように使用していくべきなんだと思いますが、我が家では10年間特に何もせずそのまま使用していました。
ちょうど子供が生まれたので和室は子供達の憩いの場となり、子育てに忙殺されて畳のことまで気が回らぬまま使っていました。
普通に使用していればここまで傷まなかったかもしれないのですが、我が家はリビングに和室がつながっている間取りになっています。
そのため、子供達が生まれてからこれまでの間、ずっと和室の上でミニカーなどのおもちゃで遊びまくり、子供が乗れるタイプの車に跨って家中を走らせたりしていました。
決定的なのは小学生の息子がダンスが好きでリビングのTVを見ながら、和室で踊るのでさらにひどくなってしまいました。
もっと早くきちんとメンテナンスしておけばと後悔しましたが、5年経過したくらいから、メンテナンスのタイミングを逃してしまい今更、表替えするなら新しくした方がいいのかと悩んでいるうちに10年経過してしまいました。
和室をフローリングへ
ちょうど10年目という節目の年を迎えたのでハウスメーカーから家の点検の案内が届きました。
家のメンテナンスについて考える良い機会なので、思いきって畳を新しくしようかと考えましたが、子供が和室を中心に遊ぶのとダンスを踊るため、またすぐに傷んでしまいそうなのでフローリングにしたいと検討をはじめました。
ただ、和室をフローリングにするリフォーム費用は結構高い上に、業者に来てもらったりしなければならないため時間がかかります。
もう畳の破片が服につくのに耐えきれなかったため手っ取り早く、コストを抑えてフローリングにどうにかできないか考えました。
そこで、見つけたのがウッドカーペットです。
ウッドカーペットとは?
ウッドカーペットとは、薄い板のカーペットです。
絨毯と同じ感じでそのまま敷いて使用できます。
ウッドカーペットを購入してみた
ウッドカーペットのサイズを選ぼう
部屋のサイズにちょうどいいサイズを選びます。
畳のサイズがいろいろな種類があるため自分の家がどの畳なのかよくわからなかったのですが、上から敷いてしまうので部屋の縦横のサイズを測ればOKです。
畳のサイズが、団地間・本間・江戸間など種類によって違うため畳が何畳かで購入するのではなく、部屋の広さをしっかり測りましょう。
我が家はメータモジュールで建築したので1枚の畳のサイズが大きく感じていたものの種類がよくわからなかったので、部屋のサイズで注文しました。
きっちり長方形の形をした部屋だったのでサイズを合わせやすかったです。
柱などの凹凸のあるお部屋でも、お店によっては指定のサイズにカットしてくれるサービスがあるためそれを利用すれば簡単です。
部屋の凹凸部分の長さもきっちり1辺ごとに測りましょう。
我が家が購入したお店のランドマークさんはオーダーカットサービスをやっていました。
今回は、長方形のサイズの部屋に使用する予定でしたので商品の説明を読んだところ5cmごとに板のつなぎ目があるのでそのラインに沿ってカットするだけならカッターで切れるとのことでした。
ちょうど5cm単位で自分でカットできそうだったので、今回はそのままのサイズで注文しました。
5cm単位以外の長さになる場合は、追加料金を払ってオーダーカットしてもらうのをオススメします。
我が家の和室は、縦276センチ×横390センチでした。
実は、ちょうど良いサイズがなくて本間の8畳サイズをオーダーカットするしかジャストサイズにはならなかったのですが、5cm足りないことを我慢すれば本間6畳サイズでいいので予算の都合上、本間6畳サイズ(285cm×385cm)にしました。
ウッドカーペット到着
オーダーカットの依頼をすると配送に少し時間がかかりますが、既製品サイズそのままで注文したら、まさかの翌日配送対象商品だったためすぐに次の日に到着しました。
大型商品は配送に時間のかかるイメージがあったため驚きました。
到着時の注意点ですが、注文するサイズによりますが大きいものだと長さが285cmあります。
ウッドカーペットは、縦の木目に沿って丸められた状態で届きます。
絨毯のように柔らかくないので、部屋にいれる際に少し曲げるといったことができないため、使用したい部屋まで運び入れることができるかシュミレーションしてから購入して下さい。
玄関先で開梱して、重量があるため大人2人で運び入れました。
ウッドカーペット設置
あらかじめ掃除機をかけて、部屋から家具などは運び出しておきます。
あとは、和室に運び入れて端から丸まっているカーペットを少しずつ広げていくだけです。
広げていく際に、部屋ぴったりサイズなので少しコツが入りましたが両端を二人で持って広げていけば簡単でした。
フローリングの部屋完成
色はナチュラルを選びました。
隣に繋がっているリビングの床もナチュラルカラーなので一番近いものを選びました。
ダークブラウンやオークの色もあるのでお部屋の雰囲気に合わせて選べます。
この画像の奥の窓側が実はサイズが5cm足りないのですが、5cmのために1サイズUPさせるにはお値段がだいぶ上がってしまうので妥協しました。
こちら側には家具を置くので、あまり目立たないのでよしとしました。
ウッドカーペットの厚みが約4mmです。
下が畳なので、柔らかいため歩くと多少沈む感じがあります。
和室がフローリングになって、大満足です。
息子は専用のダンスフロアを手に入れて大喜びでした。
息子は、早速思いきり踊っていましたが特に問題なく、躍りやすいようでよかったです。
補足注意
ただ、実は私がサイズを測って注文した際に大きなミスを犯しました。
オーダーカット代をケチって、5cm単位なら木目に沿ってカッターで簡単に切ることができると書いてあったので木目の方向を確認し忘れて、サイズだけOKだと思い込んで注文してしまいました。
しかし、届いてみたら・・・なんということでしょう。
カットしたかった横の幅が木目の方向と逆側でした。
つまり、木目の1枚1枚に沿って簡単にカットできない方向でした。
これが発覚した時は、もう本当に泣きそうでしたのでみなさんもお気をつけ下さい。
私がドジすぎるんですが・・・。
開梱してしまった大型商品を返品してオーダーカットしてもらうことも考えましたが、送料が高そうだし梱包し直すのも大変だしと悩みました。
あぁ、ちょっとのオーダーカット代をケチったばっかりに・・・反省。
そこで、仕方ないのでもう自分でノコギリでカットすることにしました。
キレイに切れるか心配でしたが、意外にも上手くカットできました。
その理由は、たまたま私のケチケチ精神から購入したこのアイテムがあったからです。
万能ノコギリです。
これは、有料の粗大ゴミを捨てる際に、どうにかして粗大ゴミを無料の普通ゴミに出せるサイズにカットできないかと調べて見つけた商品でした。
少し大きめのものを捨てたいときに使おうと思ってちょうど購入していたのですが、まさかこんなところで役立つとは思いませんでした。
画像の下側の辺を自分でカットしました。
自分でカットしたら断面がギザギザになったり、ノコギリを押し引きする際に木が割れたりしないかと心配したのですが思ったよりはキレイにカットできました。
多少、斜めになりかけたりしましたが刃の目が細かいからか断面もキレイでした。
万能ノコギリ、優れものです。
3mほどの長さを切るのに40分ほどかかりました。
腕が超疲れたのと、普段使わない筋肉を使ったため翌日筋肉痛が酷かったので、サイズの計測は慎重にして下さいね。
建具や襖の枠などと干渉したり、微妙に枠が出ていることもあるのであまりぴったりサイズで注文するとうまく敷けないことがあります。完全に隙間なく敷きたいところですがそこは簡易型のフローリングということで少し余裕を持たせた方が安心です。